心臓の形、大きさ、動き、心臓の中の血液の流れを見ます。
心臓の動きが悪くなっていないか、心臓の壁が厚くなっていないか、
弁はしっかり開いたり閉じたりしているか、血液の逆流はどの程度か
などがわかります。
心筋梗塞、心筋症、心臓肥大、心臓弁膜症、先天性心疾患などを診断します。
【こんな方にお勧めします】
・心臓雑音を指摘された方
・健康診断で心臓精密検査が必要な方
肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、腹部大動脈を観察します。
脂肪肝、肝硬変、肝臓癌、胆のう結石、胆のう癌、膵臓癌や
大動脈瘤などを診断します。
【こんな方にお勧めします】
・健康診断で肝機能異常(AST、ALT、γ-GTが高値)を指摘された方
・腹部に痛みを感じたり、しこりが触れるようになった方
胸部レントゲン、腹部レントゲン、
胃透視(胃バリウム検査)などに使用します。
肺炎、肺結核、肺癌や胃・十二指腸潰瘍、胃癌などを診断します。
携帯用の小さな心電図を装着して24時間の心電図を記録し、不整脈や
狭心症を診断します。
通常の心電図は安静時に数分間測定するだけで、動悸や胸痛がある時に
なかなか検査できないのが難点です。
この検査は、活動中、睡眠中・・・24時間ずっと心電図を記録し続け
心臓の異常をキャッチします。
マッチ箱ほどの小さな機械で検査の苦痛もなくなりました。
【こんな方にお勧めします】
・運動すると動悸がしたり胸が痛む方
・夜間に動悸や胸痛を感じる方
肺活量や空気を肺に出し入れする換気機能を測定し、気管支喘息、
肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)を診断します。
【こんな方にお勧めします】
・突然咳が出て、呼吸をするときにゼーゼー、ヒューヒュー音が鳴る方
・坂道や階段を登るときに息切れする方
・咳や痰が長く続いたり、タバコを長期間吸っている方
血液中の酸素の濃度を調べます。
肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)や
心不全では酸素飽和度が低下します。
在宅酸素療法の呼吸管理に酸素濃度の測定が必要です。
呼気終末二酸化炭素濃度を調べます。
肺機能が低下すると、酸素と二酸化炭素のガス交換が上手くいかず、
血液中の二酸化炭素が増えます。
在宅酸素療法の呼吸管理に酸素濃度の
測定とともに二酸化炭素の測定が必要です。
睡眠中に無呼吸が繰り返される病気で、無呼吸のたびに脳が目覚め熟睡できない結果、昼間、突然眠気に襲われ、
会議で居眠りをしたり、運転中に重大な事故を引き起こすことがわかってきました。
そして、無呼吸の時には、血液中に酸素が不足し、二酸化炭素が増えるため、動脈硬化が進行して脳梗塞や心筋梗塞
などが起こりやすくなります。
当院で行っている検査は入院の必要がないスクリーニング検査で、睡眠中の呼吸状態や血液中の酸素濃度を測定します。
【こんな方にお勧めします】
・大きないびきをかいたり、呼吸が止まる方
・昼間に強い眠気を感じたり、居眠りをしてしまい困ってみえる方
ヘリコバクター・ピロリは人間の胃に感染する細菌で、40歳以上の方はピロリ菌の感染率が非常に高いと言われています。
この菌の感染は胃潰瘍や十二指腸潰瘍を引き起こし、胃癌の発症にも大きく関与していることがわかってきました。
ピロリ菌に感染しているかどうかは、下の3つの方法で調べることができます。
内視鏡のような検査を必要としないため、苦痛を伴わずに行うことができます。
そして、検査で陽性の判定が出たら、薬を服用してピロリ菌の除菌治療を行います。
ただ、現在は胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎の確定診断がないと感染診断も除菌治療も保険適用にならず自費になります。
■ 感染診断(1点10円)
・血液抗体測定:249点(検査料80点 採血料25点 判断料144点)
・糞便中抗原測定: 290点(検査料146点 判断料144点)
・尿素呼気試験: 503点(検査料70点 薬剤料283点 判断料150点)
■ 除菌治療薬 ランサップ800: 542点、ラベキュア400: 352点